有限会社へ再就職
どうやら社長が会社設立の直前に株で失敗して、株式会社にする予定だったが有限会社になったとか。
そんな会社に面接に行って、採用された。
面接時の交通費を支払うと言いながら、結局、もらえなかったので「?」となった。
別に面接時の交通費をもらうつもりはなかったし、支払うと言わなければいいのにっと思った。
就職2社目なので経験上、必要以上に仕事関係の人と仲良くなるつもりはなく、いきなり不信感があったが、給料さえもらえたらいいと思った。
職場の人とは「仕事での繋がり」と割り切ることでストレスが軽減した。
入社時点で、社長、経理、社員と私を入れて4人だった。
だんだんとわかってくるが、社長と仲良くするには、犬のように忠実な性格でないといけなかった。
社長の出すアイデアを否定してはいけない。
肯定しつつ、技術・費用的に無理というのを示さないといけない。
言われた時点で「無理」とわかっていても、とりあえずやってみないといけないのだ。
私は別に給料をもらえるので、無駄とわかりつつも調査や作業をするのは苦ではなかった。
よって、最初のうちは気に入られていたと思う。
さらに、自分で書類などを移動させているのに「ない」と怒りだすのだった。
社長自ら言っている通り、瞬間湯沸かし器で、いきなり沸点に達して怒ってくる。
私には、なぜか喧嘩が強いと思っていたようで、ほとんど怒られることはなかった。
でも、1度だけ説教をくらい、話が長過ぎてアクビを我慢していたら、涙が出そうになった。
勘違いして、私を泣かしたと自慢していた。
でも、それキッカケでまったく仕事にやる気がなくなり、サービス残業をやらなくなった。
あと、社員の女の子が年下なのに、君付けで呼ばれた。
私は君付けで呼ぶ年下が苦手で、君付けで呼ばれるくらいなら呼び捨てされる方がまだマシ。
中・高校と部活をやって、年齢での体育会系の上下関係が染み付いているからだろう。
よって、その社員の女の子には、最初から心のシャッターを閉じていた。
君付けで呼んできても「この子とは仲良くなりたい」と思う時は、最初に「ちゃん付けで呼んでもらった方が嬉しい」とお願いした。
いまいち打ち解ける人たちではなかったが、以前の職場の経験で「仕事は仕事」として割り切るように心掛けるようにしていたから、必要以上に仲良くしようとは思わなく、約2年間だが続けられた。
その後、専門的な知識を得るための学校に通い、独立した。
この会社の人たちとは退職後、会っていない。
噂で男性を雇っても続かなく、社長以外、女性だらけの職場になっているみたい。
でも、ダメ人間iさんは、繋がりがあるようだ。
私が勤務時に紹介して仕事を取引しており、退職後はフォローできないので、関係を絶った方がいいと忠告したけど、私の言うことなど聞くはずもなく、社長にしこたま怒られたにも関わらず、関係を保っているみたいだ。
やらかした時は私がフォローしていたが、今はどうなっているのか不明。
その時はダメ人間iさんに「早く社長に謝りに来て!」と私が言っても「俺は悪くない」と話が通じなく、以前の職場の上司にことの成り行きを説明し、その上司からの説明でやっと理解し、泣きながら謝っていた。
数年後、私が大通りで車の運転をしていた時、横断歩道のない中央分離帯から飛び出してきた危ない人物が社長だった。
それが私が見た社長の最後の姿になった。
X(旧Twitter)をフォローしてきているが、無視している。
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