はじめての上司のF所長
はじめての就職先で、営業所の所長にあたるF所長。
人当たりがよく、営業所で働くみんなが慕っていました。見た目は古風なおじさん。
私も信頼できる上司として一緒に働いていたが、徐々に不信感を抱くようになっていった。
F所長の趣味は、ラグビーと渓流釣り。
よって、休みの日に広場でラグビーボールでのパスまわしに付き合ったり、毛針作りを手伝った。
嫌だったのが、F所長の肩揉み。
コリまくっており「カメの甲羅」と表現していたが、本当に硬かった。
次第に私は手の親指を痛めてしまった。
今でも痛みが残っている。
真剣に肩揉みしなければよかったのだが、最初は一生懸命に肩揉みをしていた。
途中から肘を使うようになったが、そもそもなんで肩揉みしないといけないんだろう?と思うようになった。
今ではパワハラにあたるのかな。
肩揉みしてほしそうな予感がした場合、忙しそうに仕事をしているふりをするようになった。
2年が経った時、私も仕事をこなす一員になっているのに、2年先輩にあたる2人と給料の差が大きいというのに気づいた。
先輩には、いろいろな手当がついているようだった。
さらに有休がもらえなかった。
別の人は「結婚式に参列」という嘘をつき、彼女と旅行に行っていた。
嘘をつかないと休めないんだぁっと思った。
私は嘘を付いても、もらえなかったけど...。嘘と見抜かれたのかもしれない。
退職する時、有休消化を知らなかったので、熱が出た1日しか会社を休んだことはなかった。
独身で1人暮らしのF所長
F所長は1人息子がいるが、離婚しており1人暮らしだ。
最初は優しい人柄なのに、なんで離婚したのだろう?と思っていたが、本社との合同の飲み会で理由が判明した。
ちびちびとお酒を飲み交わしていた時はわからなかったが、お酒の量が増え、ワイワイと盛り上がってきたら、F所長が大きな声で暴言を吐き出したのだ。
普段は絶対言わないのに、下の人間をバカ呼ばわりしたのだった。
その時、本性が見え、やっと離婚の理由がわかった気がした。
私は休日に運動を付き合ったり、F所長の弟の会社のイベントに参加していたのに、プライベートでは一切何もしないダメ人間のiさんを優遇していた。
ダメ人間iさんに関しては、こちらを読んでいただきたい
退職後、なぜダメ人間のiさんを優遇するのか直接聞いたら「あいつは俺が見てやらないといけない」と返答された。
iさんは独立後、その会社とのやり取りの売上を申告しなく、着服して借金の返済にあて、脱税していた。平気で裏切る人間なのにね。
F所長を慕っていた私はバカらしくなり、プライベートで会うことはなくなった。
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