小学生の頃、英語教室に通った
英語教室が公民館で開催され、習字教室の隣の障子で区切った和室で行われていた。
静かな習字教室の隣で大きな声で英単語を読み上げるのは恥ずかしかった。
さらにパネルを出され、瞬時に答えていくのが苦手。
先生は、キレイで若い女性だけど、常に怒っていた。
もう1つ別の場所で英会話教室があり、男性の外国人が教えていて、そちらの方が英語力を身につけている生徒が多かった。
中1までの約2年間ほど通ったかな。
正直、英語は身につかないし、怒られるし、まったく楽しくなかった。
英語キャンプがあり、他の教室の生徒も集まって合宿があった。
外国人も数名来ていたが、とくに交流はなく、先生と外国人が話している程度で、あとはキャンプファイヤーだったり、宝探しゲームをしたりで、まったく英語の勉強がなかった。
中1の時「学校の英語のテストで80点以下の人はヤメてもらいます」と英語教室の先生に言われ、75点くらいだった。
正直に先生へ点数を伝え、これで英語教室をヤメられると思ったら「ギリギリね」と言われ残留させられた。
しかし、親に渡すようにと手紙を受け取った。
渡す前に手紙を読んでみたら、ビッシリと私のダメ出しが書かれていた。
サインをもらって再び持ってくるように言われなかったので、その場でビリビリに破いて捨てた。
こんな手紙を親に見せたところで、親が英語の手伝いしてくれるわけないし、ただ怒られるだけで意味がないと思った。
でも、しばらくしてヤメたと思う。
外国人と交流
高校卒業後、友達が駅前留学的な英会話教室の見学に行くのを一緒に付いてきてほしいと言われ、付き添いで行ったのに、なぜか私だけ申し込みをして友達は通わなかった。
ワンツーマンでのレッスンで、英会話中心で申し込んんでいたらよかったが、勉強の方でお願いしたため、ほとんど意味がなかった。
講師が小さな問題集を買ってきて、それを一緒にやっていった。
自分で勉強した方が効率がいいように思われた。
意味がないので、英会話に切り替えてもらおうと思ったが3ヶ月くらいでヤメることにした。
レッスン最後の日に、モルモン教の宣教師として日本に来ているアメリカ人を紹介された。
その先生がモルモン教の教会に通っており、私と同じ年の宣教師を紹介してくれたのだ。
それから、アメリカ人の宣教師たちと毎日のように遊んでいるうちに、いつの間にか英語が日本語のように聞こえるようになっていた。
その頃、映画を字幕なしで見られるほどになっていた。
でも、その宣教師がアメリカに帰ってから会わなくなり、教会へも行かなくなったから、英語力は落ちていった。
その時に英語の勉強をやり続けていたら、英語での日常会話には困らなかっただろう。
実際、ディズニー・オン・アイスのバイトをした時、説明をしてくれる人たちが日本語をあまり話せない外国人で、私が話を聞いて、他のバイトの人たちに説明した。
もったいなかったなぁっと今でも思う。
英語教室に通うより、日本語をあまり話せない外国人と交流した方が英語を身につける力は格段に早いと実感したのだった。
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