高校生になって知り合ったフクちゃん。
高校3年生の時に同じクラスになった。
それまで彼の存在は知っていたが、話すようになったのは高校3年生からだ。
同じ高校のかわいい子と付き合っており、その経緯も友人が好きになって相談していた女の子を奪い取った。
ちなみに、かわいい彼女とは高校卒業後、別の女の子とラ◯ホテルから出てきたところで鉢合わせになり、フラれたそうだ。
そんなフクちゃんのお話
フクちゃんは話術に長けており、サックス奏者でバンドを組んでいた。
昔、空手を習っており、喧嘩が強い感じを出していたが、実際に喧嘩に発展しそうになったら少し笑いながら「マジになるなよ。冗談やない。まぁまぁまぁ」と怒っている相手をなだめるのもうまかった。
本当に空手を習っていたのかは不明。
セールスマンになったら、ダントツでいい成績を収めそうだが、詐欺師の方が似合いそうな雰囲気だった。
顔は芸人の令和ロマンの髙比良くるまに似ている。
ヤンキー教師とのドライブデート
フクちゃんから直接、聞いた話。
元ヤンのような振る舞いの美人な数学教師がいた。
真っ赤なスポーツカーに乗っており、背が高く、髪型はウルフっぽいロングで、授業中は片手を常にブラブラさせていた。
ヒコロヒーを美人にした感じ。
先生とは挨拶をする程度で、近寄りがたいオーラをまとっており、普通に話したことはなかった。
そんな先生とフクちゃんはドライブデートをしていたのだ。
高校2年生の時、先生に「数学のテストで満点取ったらドライブへ連れていって」という約束をして、実際に満点を取って、休日に2人でドライブへ行っていた。
ちなみに、フクちゃんはその先まで求めており、キスを迫ったが断られたそうだ。
Mr.チ◯ドレンのメンバーに加入?
組んでいたバンドでメジャーデビューを目指しており、頻繁にコンテストへ出場していた。
よく年齢を誤魔化していたのに「デビューしても事務所によって、やりたい音楽をやれなくて潰されるかもしれない」と語っていた。
私は心の中で「デビューしてから言えよ」て思っていた。
そんな彼にMr.チ◯ドレンが管楽器のメンバーを入れたく、フクちゃんに声がかかっていると言っていた。
バンドメンバーが「絶対やるべき」と言っていたが「このメンバーでメジャーデビューしたい」と断ったそうだ。
本当にMr.チ◯ドレンから声を掛けられたかどうかは不明だ。
結局、デビューできないまま終わった。
のちに高校の同じクラスの別の友人がメジャーデビューしていて驚いた。
ちなみに、フクちゃんはメジャーデビューして深津絵里と結婚すると言っていた。
仕事の依頼
私が独立した頃に連絡があり、英会話のチラシのデザインをしてほしいとの依頼だった。
嫌だったけど、しぶしぶ受けて完成させたが、やはり「ありがとう」の一言で、報酬はなかった。
高校の時も貸したものは絶対返ってこなかったので、予想はできた。
再び、依頼の電話がかかってきていたけど、もう電話には出なかった。
独立したてで忙しいのに無償の仕事を受ける余裕がなかった。
その時は、沖縄の米軍基地でサックス演奏していると言っていた。
ちなみに、別の人に依頼した時は泡盛を送ってきたそうだ。
現在のフクちゃん
すごく久しぶりに高校卒業後も遊んでいたメンバーでプチ同窓会した。
フクちゃんと一番仲が良かった友人が来ており、フクちゃんとは縁を切ったそうだ。
今は、ヤ◯ザと繋がっているそうで「さすがにもう無理」と言っていた。
やはり詐欺師として力を発揮しだしたのかもしれない。
ちなみに、実家にフクちゃんから電話があった時、私が居なく父親が電話を受けており「すごく好青年で、きちんとした話口調だった」と絶賛していた。
父親はオレオレ詐欺に引っ掛かりやすいんだろうなっと思った。
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