秘密基地という言葉にワクワクするのは男の子だけだろうか?
大人になり、ツリーハウスを作ってしまう人は、その延長上のような気がする。
小学生の頃、何度か秘密基地を作ろうという計画が実行された。
しかし、いずれも未完成で終えた。
秘密基地計画|その1
田んぼの隣の竹藪みたいな場所に、秘密基地を作る計画が行われた。
「となりのトトロ」の木のトンネルのイメージ。
でも、実際はアニメのように明るくなく、ジメジメして、かなり薄暗い感じだった。
いざ、作り始めるも小学生だから道具がない...。
ハサミやカッターで道を切り開き、秘密基地の空間を作ろうとしていた。
結構、頑張って切り開き、入り口のトンネルと狭い集いの空間ができた。
しかし、ずっとしゃがんでの移動だからツラかった。
さらに、下がジメッとした地面だからお尻をつけて座れず、時間が経つにつれ、足に痛みが出てきた。
全然くつろげないから、何か下に敷けないか話し合っている時、隣の田んぼに藁が積んであるのを発見した。
子供の頃だから、藁はゴミ処理されると思い、取っていこうとしたら、田んぼの農家の人に怒られた...。
隣に秘密基地を作っているから、藁をもらう許可を取ったらバレると思ったのかもしれない。
その農家の人が小学校に告げ口されたら、おしまいと思い、それ以降、その場所の秘密基地計画は終わりを告げた。
秘密基地計画|その2
崖の斜面に秘密基地を作る計画。
と言っても、小学生2人が丸まって座れる程度のスペース。
草が生えており、道路からは見つかりにくい。
道路沿いだから、何か屋根など作ったらすぐにバレるし、とくに何も作らなかった。
でっ、何をしたかと言うと、田舎道だから、車は通っても、人はたま〜にしか歩いていない。
そのたま〜にしか来ない人に、水鉄砲で水をかけてイタズラした。
でも、すぐにバレて怒られた...。
秘密基地計画|その3
小学生にとっては大規模な秘密基地計画が行われた。
山にある公園の少し山の中へ入った部分の地下に秘密基地を作る計画だ。
人数も集まり10人以上は居ただろう。
放課後、家から大きなスコップを持ってきて穴を掘りだした。
秘密基地計画の図面には、部屋が2つあり、本当に完成したらすごかっただろう。
想像しただけでテンションが上がっていた。
しかし、小学生の胸の高さくらい穴を掘って作業が終わった。
誰かが「空気が循環しないから窒息してしまう」と言い出したからだ。
空気穴を確保していたらいいんじゃないかなっと思ったが、おそらく穴を掘るのがしんどくなって言い出したから、みんなそれに賛同したと思われる。
個人的には1部屋だけでも完成させてほしかったが、崩れて怪我するより中止が賢明な判断だったと今では思う。
しばらくして、穴を掘った場所へ行ったら、誰か年上の人によるエ◯本の隠し場所、または破棄場所になっていた。
何か切なかった思い出である。
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