小学校の運動会の思い出
私は人前に出て話すのが大の苦手。
極度の緊張に襲われ、頭が真っ白になるからだ。
大人になり、逆にその緊張を少し楽しむようになったが、それでもやらないに越したことはない。
そんな私が小学5年生の運動会の時、運動場の前の朝礼台に登ってやる号令係になった...。最悪だ...。
「入場してくだい。ピー!」と決められた種目でフエを吹いて、号令をする。
できることならやりたくなかったけど、なったものは仕方ない。
頑張ってやろうと思った。
同じ号令係になった小学6年生の年上の人が、優しく接してくれた。
「やりたくない」と愚痴っていたら「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれたのだ。
でも、その人はいつも唇をなめて、年中唇が荒れて、腫れぼったくなっている人で、汚いイメージがあった。
私も唇をなめて、唇が腫れてしまうことがあったが、その人の場合は異常だった。
サザエさんに登場するマスオさんの同僚の穴子さんの唇に似ていた。
そして、運動会当日、その人がフエを忘れて、私に「フエを貸してほしい」と言ってきた。
「ひぃぃぃっ〜〜〜!!!」
できることなら、貸したくない...。
あの唇と間接キスするなんて絶対イヤだ。
だが、しぶしぶ貸すことになった。
返された後、めちゃくちゃ水道水で洗った。
そんな運動会のほろ苦い思い出話でした。w
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