インチキなスピリチュアルおじさん
あるインチキでスピリチュアルな人と出会った話
高校の先輩がスピリチュアルに目覚め、そんな人たちと会っている時期があった。
ほぼ怪しい人だらけだったが、極たまに本物の人が居て驚かされた。
こちらが何も話していないのに、ズバズバ当てていった。
そんな人たちに囲まれていたらチャクラが開き、目覚める人がいるらしい。
確かに、その時期、いろいろな不思議体験をした。
ある時、先輩が信頼している人物がいると連れていかれたのが、自宅で天然石を加工してアクセサリーを販売している人だった。
見た目は少し太ったおっさん。
「私が加工することで運気が上がるから、何十万も価値が上がり、購入する人がいる」と言って、金持ちアピールをしていた。
プロ野球選手も買いに来るとか...。サイン入りバットが置いてあったけど...。
さらに気功を操ると自ら言って、手をかざしたら、触れていないのに、押される感覚があるという。
しかし、その場の空気を読み、みんな押されている演技をしていた...。
私には「赤いメガネをかけたら運気が上がる」と言われ、試しに一時期かけていたが、何も変化はなかった。
普通のシンプルなメガネに戻したら「そっちの方がいい」と多くの人に言われた。
セールスの電話がかかってくる
ある病院の院長と仲良くしていた時期でもあり、そのことを知ったスピリチュアルな人物から「院長に合わせてほしい」と何度も電話がかかってきた。
診察時間を終えた病院で待ち合わせしたら、1人の女性を連れて、おっさんは訪れてきた。
その女性に対して、例の押される気功を何度もやり、なんだかインチキ臭さが漂っていた。
その後「食事へ行こう」と言われ、お金持ちアピールしていたので、奢ってくれるのかなっと思っていあたら、割り勘でした...。
院長の自宅の部屋は汚いはずなのに、部屋が見えた様子を伝えていた。
キレイな病院のイメージから「部屋はキレイですね」と言っており、私がこっそり院長に「汚いですよね?」と尋ねたら「うん」と答えていた。
いろいろインチキ臭が強くなってきたので、その人とはそれっきり会わないようにした。
今でも高額なアクセサリーを作っているのだろうか。
スポンサーリンク