小学1年生になって、少し前から登校する際に「おなかが痛い」と言うだすようになっていた。
実際に痛いのではなく、精神的なものだということはわかった。
しかし、学校のことを聞いても答えてくれない。
幼稚園の頃から、嫌だった出来事は教えてくれないのだ。
そして、事件は起こった。
直接「今日はお休みしたい」と言い出したのだ。
理由を聞いても、いつものように教えてくれない。
なかなか言うことを聞いてくれないので「学校の先生に、自分から休みたいと言いなさい」と言った。
それは聞き入れてくれて、学校まで一緒に行くことができた。
学校まで到着すると教室へ行くと思いきや、本当に先生へ休むと言うというのだ。
先生に直接交渉
そこで、校門に入り、担任の先生を呼んでもらった。
まさか本当に言うだすとは思わなかったが、先生に「今日はお休みしたい」と言ったのだ。
先生が「お休みして何をするの?」と聞くと、子供は「お買い物に行って、食べるものや、おもちゃを買う」と答えた。
「何を言っているの?お買い物に行かないよ。おもちゃって...。」と私が言う。
私が子供の目線に合わせるために、膝を付いてしゃがむと、子供も座った。
いやいやいや「目線を合わせているだけだから、座らないの」とツッコむ。
休みたい原因が判明
話をしていくうちに先生が「隣の席の女の子が嫌なの?」と聞いた。
子供が静かに頷いた。
さらに先生が「席を移動したら教室に行ける?」と聞くと、また子供は頷いた。
どうやら、学校へ行きたくない原因は、隣の席の女の子だった。
以前から、その女の子と何やら揉めていたことを知った。
席を移動してもらい、子供は納得して教室へ入っていった。
教室の子供たちは「何?どうしたの?」ちょっとザワついていた。
さらに詳細が判明
夕方、先生から電話があり、詳細がわかった。
隣の席だった女の子は、よくイタズラや人をからかったりする子で、叱ってもその時はうわべ的に謝るが、すぐに繰り返し、先生も手を焼いているようだった。
話を聞くと、子供のプリントを取ったり、バカと言い出したりしていたらしい。
ある時、先生が一旦、職員室に行って教室へ戻ってきた際、子供が自分の荷物を全部持って教壇にいたそうだ。おそらく物を取られるからそうしたのだろう。
席を移動して子供は、隣が男の子になり、その子がいい子だったらしく、ご機嫌で帰ってきた。
なぜか友達を相棒と呼ぶのだが「相棒といっぱいお話しした」と嬉しそうだった。
次の日は、学校へ行きたくないとも言わずに、元気に学校へ行きました。
今は、まだ登校する際、下駄箱の前までお見送りしており、子供が悩んでいた時は何度もこちらに手を振って教室に向かっていたが、問題が解消されると最初のバイバイ以外は手を振らなくなった。
必要以上に手を振っていたのは、教室へ行きたくないサインだったのかもしれない。
小学校へ行き出して、2ヶ月も経たないうちに登校拒否になりだした時は焦ったが、原因もわかり、無事、登校するようになってよかったです。
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